2019年05月29日
桂吉弥十八番。産経ブリーゼで、5月24日に見た。
吉朝師匠に入門してから落語生活25年を記念した、6日間連続公演。今日は、その4日目。新作のホース演芸場と、古典の七段目と大ネタのたちきれ線香。
新作のホース演芸場は自作。大先輩の枝雀師匠とその嫁のエピソードがさりげなく点描されている。
古典のネタは、それぞれ、舞台外のお囃子などをいかに活かすか、に気を使った落語演出になっていた。噺の幕間には、お囃子連中を出して、舞台上で着替えを見せていた。
2019年05月26日
ライブビューイング・オペラ、運命の力。大阪ステーションシネマで、5月25日に見た。
ロンドンのロイヤル・オペラハウス、通称コベントガーデンで、今年4月2日に上演されたオペラを映画にしたもの。
ベルディ中期後半の成熟期の傑作だが、上演が少ないオペラ。
ベルディの大作なので、映画の時間がなんと4時間20分。チケットは、5000円。ワグナーのワルキューレと同じだ。でも、ベルディらしく、ストーリーがどんどん進行するので、短く感じる。
また、この頃は、イギリスのEU離脱で大混乱していた時期にもかかわらず、こんな世界的話題の舞台をロンドンのど真ん中で披露するって、さすが余裕があって、女王エリザベスの国だなと感心する。
いま世界のオペラシーンの2大歌手、主役レオノーラのソプラノ、アンナ・ネトレプコとその恋人役ヨナス・カウフマンが配役されていて、世界的な注目を浴びたオペラ公演。チケットもすぐ売り切れた。
テノールのカウフマンは、もはや頂点のプラシド・ドミンゴ的存在で、声質・風貌も似ている。
ネトレプコは、ソプラノの女王。そんな2人の共演なので、オペラファンが見ないわけにいかない。
超有名な序曲を始め、知られているメロディや曲が多くて、飽きることはなかった。
でも、なぜ上演が少ないのか。今回、見て分かった。あらすじが現代から見て、納得しにくい点が多いのだ。
1番の問題点は、レオノーラの兄ドン・カルロの復讐心に燃える性格だ。現代人には理解できず、ひとかけらも共感できないのだ。
レオノーラの恋人を嫌う父親に、歯向かわない姿勢を見せるため、恋人が拳銃を捨てるのだが、その拳銃が暴発して父親に命中して死亡させる。
ドン・カルロは、そんな父親を殺した恋人とレオノーラに復讐するため、2人の命を狙って付け回すのだ。拳銃の暴発は事故だし、妹の命まで狙うのは信じられない。復讐心が異常すぎて、冷めてしまうのだ。
でも、曲はサイコー。ネトレプコとカウフマンの配役もサイコー。指揮のパッパーノも、サイコー。
パッパーノによるベルディの音楽の解説は、情熱的でバーンスタインっぽく、素敵だ。
音楽的には、すごく楽しめた4時間強だった。
2019年05月25日
映画コンフィデンスマンjp。なんば東宝で、5月23日に見た。
長澤まさみ主演の詐欺師チームの映画。
詐欺師の映画だけに、だましだまされ、の連続だ。
香港の女帝竹内を長澤がだまし、長澤を別の詐欺師三浦がだまし、それを手伝ったのが長澤の弟子で新人女優・織田で、その黒幕がヤクザの親分・江口で、江口が長澤をだましたつもりが、三浦と江口をまとめてだましたのが、長澤の詐欺師チームで・・・・と、目まぐるしく裏切りが続いていく。
この複雑にだますストーリーをこしらえるために、人間そのものが筋のコマになってしまったかもしれませんが。ドラマとしては、とても面白いです。
で、どんでん返しの連続の話は、落語にもありましてね。
星野屋という落語!
旦那を女がだまし、そのだまされた旦那が女をだまし、謝るフリをした女が旦那をだまし、ニセ金だといって女をだまし、実はそれが本物の金で・・・・というように、裏切りが続くのだ。
日本の落語が奥深くて、すごい文化財産だと実感できるのは、最近の映画で、元ネタが落語にそっくり、がよくあること。
映画・億男は、落語の芝浜の現代版だし、ワルキューレ第一幕は、三遊亭円朝の鰍沢にそっくりだし。
コンフィデンスマンjpは、星野屋の延長線だし、
映画を見て、落語ってすごいよね、と改めて、認識した次第であります。
ストーリーの意外性の連続には息をのんで見ましたが、もう少し人間ドラマがほしかった。という点から、評価は、ひとつ星⭐︎(三ツ星ランキングの中で)。
2019年05月17日
映画・居眠り磐音。なんばパークスシネマで見る。5月17日
居眠り磐音。佐伯泰英の最高傑作の映画化。
松坂桃李を主人公に、新しい令和の時代劇ヒーロー像を作ることを狙っているのが垣間見える。
力を入れているのが分かるのは、入場時に、映画の脚本や、松坂と監督の対談、さらに原作者・佐伯泰英が主役トオリに捧げるスペインの闘牛士・短編小説まで掲載した文庫本を渡されたこと。
こんな事は映画館では初めてだ。映画会社の本気度が伝わってくる。
映画の冒頭、許嫁の兄を切ってしまい、結婚の祝言を挙げることもできず、浪人となって江戸に戻ってくる。厳しい悲劇を背負って、生きて行かざるをえない男、居眠り磐音。暗い影を引きずりながら、普段は運命に流される受け身の人生を送っている。
ピエール瀧のコカイン事件の影響を受け、国家老の役を奥田瑛二が代役で再撮影をした。なので配役を見ると、柄本明、柄本佑、奥田瑛二、と例の俳優一家の面々が、ドラマの鍵を握っている形に結果的になった。
主役の松坂桃李が京都の時代劇スタッフに囲まれて侍の演技をし、時代物の手ざわりが心地いい作品に仕上がっていたが、ストーリーとしては冒頭の緊張感あふれる展開のあと、それを超えるドラマが見れなかったのが惜しい。
令和を代表する時代劇シリーズになりうる話題作だと思っているので、私の評価は、期待を先に残して、一つ星⭐️(三つ星ランクの中)とする。
こしらの集い。ライブ喫茶・亀にて 5月12日
私の家の近くで、毎月一回、落語会をしてくれるうれしい東京の落語家、立川こしら。最近テレビによく出だした立川志らくの筆頭弟子である。上本町6丁目近くの喫茶店かつライブハウスの亀で、月一、トークライブ+落語会をしてくれている。今回は、落語たっぷりで、うそつき弥次郎・権助魚・帯九の熱演。流麗にリズミカルに話す語り口で、江戸前でいなせな落語ストーリーを浮き上がらせる。特に、苦い味わいの人情噺、帯九を、ねずみ穴のような夢の話を付け加えながら、こしら独自の落語に仕立て上げ、語りきった。なかなかの語り手なのだ。なのに、住所不定が売りの不思議な落語家。タンスはアマゾン、家のない生き方。をスローガンにして、日本を、世界を漂泊している。チルチルミチルか、安寿と厨子王か、こしらか、と言われる【家なき子】。
デジタル時代、こしらの生き方が、一番、正統なのかもしれない。時代の10歩先行く21世紀少年こそ、こしら、なのだ。
2019年05月12日
メトロポリタンオペラ映画ワグナーのワルキューレ。5月11日、なんばパークスシネマで見る。
メトロポリタンオペラ・ライブビューイング。ワグナーのニーベルングの指環、全4部作、トータル22時間かかる楽劇の第2部ワルキューレ。
この映画、上映時間が5時間10分。大人料金5100円。割引全くなし。まあ、ニューヨークやウィーンに行ってオペラを見ると交通費も入れると20万円くらいかかる訳で、仕方ないか。
夕方5時から夜10時10分まで。
ニューヨークにあるメトロポリタンオペラの舞台をそのまま映画にして全世界に配信している。
ワルキューレ第一幕の後半30分は、ジークムントとジークリンデ兄妹の大恋愛ドラマで、白熱した2人の愛の歌がずんずん高まってゆき、人類史上最高といっていい興奮に包まれる。これを超える感動は、世界のどこを探しても、スポーツ・演劇・小説・漫画の全てを超える、驚天動地といっていい桃源郷を心にもたらせてくれる。あらゆるジャンルを凌駕する狂熱に、心動かされるのだ。人類サイコーの興奮エンターテイメントだ。
それくらい、すごい30分だった。なんばパークスシネマの8番ホールだったが、音響もとても良かった。正直、この30分をたっぷり味わえたので、これで5100円分の感動を体験できた、後は付け足し、くらいの気持ちになった。
それに、ずっと思っているのだが、このワグナーのワルキューレ第一幕のすじが、明治の巨人・三遊亭円朝が創作した落語の名作・鰍沢にそっくりなのだ。傷を負った旅人が山の中の一軒家に泊めてもらうが、命を狙われて逃げてゆく・・。
ほぼ同時代の芸術家同士、赤い糸で結ばれていて、似たドラマを思いつき、ドイツと日本のドラマツルギーをたった1人で変革してゆく。
ワルキューレ第二幕は、ほとんど長いモノローグが続き、最後のジークムントがヴォータンの剣にやられるシーン以外は、変化が少ないのだ。ワグナーが対話のつもりで作った歌は、同じ内容の言い換えが多く、長すぎて、各人が言いたいことを独り言してるだけのシーンが続く。
昔、黒澤明の映画・影武者が公開され、松本清張が映画のテンポが遅すぎて駄作だと批判したが、いま見ると素晴らしい傑作でテンポもいい。
このワグナーのニーベルングの指環は、世界ナンバーワンの傑作と全世界から絶賛され今も評価は高いままだが、松本清張にこのワグナーのオペラを見せてやりたい。テンポがのろくて、同じ話をくどくどと語り、話が前に進まない。でも、このオペラは、出来て150年もたっているが今だ世界中で傑作だと言われている。つまり、松本清張がいわゆるアートを知らない井の中の蛙だという事。
ワルキューレ第3幕は、ヴォータンと彼を裏切った娘ブリュンヒルデの2人の対話で、最後まで終始する。2人の対話ばかりで、1時間40分だ。
私が尊敬するイタリア歌劇の巨人ヴェルディなら、2人の対話を5分で処理して、ドラマをどんどん前に進めシェイクスピア的な人間悲劇を創り出しただろう。間違いなく!
2019年05月10日
繁昌亭昼席。5月10日。
昼席の興味は、単独の独演会など、ファンの集まる落語会でよく見る落語家が、初めて落語を見る観客も多くいる昼席で、どんな話をするか、を見ることだ。笑福亭たまは、仲トリの出演で、それまで落語が続いたこともあってか、枕で、愉しい芸人の間抜け話をたっぷりとやり、落語・鼓ヶ滝のネタを10分やった。笑えるエピソードを並べて、笑い場所が続く語り口で観客を飽きさせない戦法をとっていた。トリの福笑は、代書屋。福笑師匠の十八番ネタであり、初めて見る人にも笑いやすいネタだ。
しかも、落語初心者も多くいることを考慮して、間抜け役のキャラをいつもよりオーバーにしていた。
初心者が見ても、落語って、こんなに面白い芸なんだよ、漫才や喜劇に負けないんだよ、と自信たっぷり自ら愉しんで演じていた。
今日の上出来は、笑福亭たまの前に出た笑福亭智之介だ。昼席でよく出る落語ネタ桃太郎だったが、子供の大人びた個性付けはよくあるとして、父親のキャラを現代のお父さんとして演じ、今の家庭で起こっている日常の話にしていた。身近なホームドラマの中のワンシーンに見えて、話の内容に親しみが湧いてきた。そして、語り口や発声がとてもクリアで、しっかり現代の家庭の人物のものになっていて聞きやすく、とても感心した。
映画・僕たちのラストステージ。5月9日、なんばパークスシネマで見る
僕たちのラストステージ。コメディアンのコンビ、ローレル&ハーディ、愛称は極楽コンビ、の落ち目時代の映画化。コメディアンとして、世界で愛されたコンビの代表で、大成功した2人。しかし、プロデューサーとの関係もあり、2人が別行動していた後、戦後に再結成し映画出演を目指していた頃がメインの時代設定。ネタを全て書き、ツッコミ的役割のローレル。太った体型で、絵に描いたようなボケ役のハーディ。見た目が分かりやすく、ダンスなど動きある笑いまで絶品のコンビだが、やはり相方への不満はお互い持っていて、2人の妻同士のいさかいをきっかけに、初めて面と向かって腹に抱えていた不満をぶつけ合い、喧嘩別れをする。
だが、2人の本心は、相方がいなければ大成功しなかった事実、自分に無い相方の魅力があってこそ大成功した事実が分かっていて、言葉少なくても認めあっているから寄りを戻し、最後、アイルランド巡業の舞台で、2人の素晴らしい芸を披露する。
コンビの仲を維持する難しさ、さらに、コンビ仲の複雑微妙な結びつき、が上質なストーリーにえがかれていた。
ひとつ、似てるなと思ったのが、華丸大吉のコンビだ。売れる前だが、福岡のテレビ局の海外留学企画の根回し不足から、吉本とテレビ局が仲違いをし、大吉は責任を取らされてテレビ出演禁止。その間、華丸は福岡のマスコミで大活躍した。ネタの全てを書くのに謹慎生活させられた大吉と、人が良い愛されキャラでピン芸人としてテレビに出まくった華丸。この場合はコンビを引き裂かれた例ですが。
ローレル&ハーディも、コンビ別れをしてバラバラになった時期があり、それを乗り越えて2人でやり直した頃のエピソードが、この映画のメイン主題になっていた。
でも、やはり、コンビ愛から復活した芸達者な2人が、本物の芸を見せつければ誰でも心動かされるよね。
98歳まで生きた落語家、笑福亭松朝。5月8日
昨年末に、98歳で逝去した笑福亭松朝さんの話を文我さんが聞書きをして、まとめた一冊の本の出版記念を兼ねた落語会。松朝さんは、米朝さんと同じく、四代目米團治に落語を習い、戦後、五代目松鶴の弟子になった人で、戦後の上方落語の混乱の時代をよく覚えている。松朝さんの声が流れたが、本当に元気な語り口で、記憶力も相当なもの。こんな98歳になりたいと誰しも思う程の記憶と元気さ。
六代目松鶴とは2〜3歳下だけの同世代の落語家が、最近まで大阪に生きていたとは驚きだった。
文我さんの聞書の本には、戦後の大阪で、数々の落語家が生きていて、いま知られていない沢山の落語ネタをやっていたと知り、そんな未知の落語の多くがいまや消えてしまった現実に、悲しさと悔しさを感じてしまう今日この頃である。これからも、コツコツと、この文我さんの本を読んでいこうと思う。
2019年05月06日
空庭温泉。5月5日
ゴールデンウィークの5月5日、家族と空庭温泉に行った。弁天町の以前、巨大なプール、プールズがあった所を、まるごと温泉に変えた施設が、空庭温泉と知った。プールズは、長男が幼い頃から遊びにしばしば行った施設で、長男はそのプールズで一日中、パシャパシャと泳いでいたものだった。そこに新しく出来た空庭温泉に家族と行くのは、感無量だ。で、空庭温泉の感想だが、思ったほど広くなく、箕面にある大江戸温泉物語より狭くて、小さかった。プールズ自体の広さは、そんなものだし、それに加えて、屋外の庭園が広すぎる。そこを有効活用すれば、もっとスケールのでっかい温泉施設に出来たろうに、お風呂も食堂も狭すぎる。正直、その辺のスーパー銭湯に負けていると思った。しかも、ゴールデンウィーク特別料金の2800円。この値段なら、2度と行きにくい施設だと思った。
2019年05月02日
米團治よね吉トリイ寄席。5月1日。令和の初日
芝居好きで芝居噺には熱が入るよね吉さん。いま、よね吉さんは、年齢的にも実力的にも、円熟に達しているのでは、と思える素晴らしい出来だった。この中村仲蔵も、迫真の演技だった。
また、当時の歌舞伎の世界を分かりやすく紹介してくれて、芝居の世界に入りやすかった。才能があっても、運に恵まれず実力を発揮するチャンスがなかなかまわって来ない仲蔵の不遇が理解できた。
仲蔵は、才能があるのに家柄がないため、まわりに認められず苦労した。親方に認められ、ここぞという時に回ってきた配役が、斧定九郎。端役であり、失望するが、女房の助言に支えられて、やる気を奮い立たせた。そこで何とか工夫しようと思い直し、ピッタリの浪人に出会う。そして、定九郎の役を斬新なものにイメージ一新させたが、観客の反応がなく、大失敗だと感じ、逃げる事に。しかし、実は観客は余りの演出に息をのんで感動していたとわかり・・・。
苦労が多く、ネガティブな思いになりがちな仲蔵を、女房が優しく勇気づけてくれ、やる気を奮い立たせてくれた。女房の、夫の役者の才能を信じ、あったかく丸く包み込む発言に、心揺さぶられる。
最後の夫婦対面のオチの場面で、よね吉は、仲蔵の気持ちに没入して、涙をためて女房につぶやいた・・・。落語のラストシーンで、演者が涙を見せるのがいいのか分からないが、客席から、すすり泣きがいくつか聴こえてきた。
これこそ、見応えのある熱演だったと感動した。
2019年04月30日
2019年4月までの映画について
2018年の映画について
2019年04月29日
連載している夕刊フジの原稿で取り上げた芸人リスト
楽しく、夕刊フジのコラムを書かせてもらっています。発売エリアは、東京を含む全国です。
●2018年のコラムに書いた芸人たち----
ニッチェ江上、上沼恵美子、
アジアン隅田、
カズレーザー、ガンバレルーヤまひる、
キングコング梶原、コロチキ・ナダル、
ジミー大西、とろサーモン久保田、
パックン、厚切りジェイソン、
バナナマン日村、FUJIWARA藤本、
ますだおかだ岡田、ロッチ中岡、
原口あきまさ、水谷千重子、
木下ほうか、
和牛水田、濱田祐太郎、
●2019年4月までのコラムに書いた芸人たち-----
クロちゃん、木村祐一チコちゃん、
波田陽区、
霜降り明星せいや、
大阪ステーションシネマで見た英国ロイヤルオペラのリスト
バレエは、チャイコフスキー「くるみ割り人形」を見ただけ。
やはり、声のないバレエは、一番大切なものが抜けているように感じてならない。
●英国ロイヤルオペラ2017年~18年シーズンに、見た演目-------
モーツァルト「魔笛」
プッチーニ「ラ・ボエーム」
ベルディ「リゴレット」
プッチーニ「トスカ」
ビゼー「カルメン」
ベルディ「マクベス」
●英国ロイヤルオペラ2018年~19年シーズンに見た演目------
ワグナー「ワルキューレ」シュテンメ
チャイコフスキー「くるみ割り人形」バレエ
チャイコフスキー「スペードの女王」ヴェストブルック
ベルディ「椿姫」ドミンゴ
これから〜〜〜〜
ベルディ「運命の力」ネトレプコ、カウフマン
グノー「ファウスト」ダムラウ、ファビアーノ
なんばパークスシネマで見たMETオペラリストです。
昨年度シーズン(MET2018~19)と今年度シーズン(MET2017~18)に見たオペラ・リストです。
🔴メトロポリタンオペラ・ライブビューイングMET2017~18 に見た演目。
ベッリーニ「ノルマ」
モーツァルト「魔笛」
プッチーニ「トスカ」オポライス
ドニゼッティ「愛の妙薬」ポレンザーニ
プッチーニ「ラ・ボエーム」ヨンチェヴァ
ロッシーニ「セミラーミデ」
モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」
ベルディ「ルイザ・ミラー」ヨンチェヴァ、ドミンゴ
マスネ「サンドリヨン~シンデレラ」ディドナート
🔴メトロポリタンオペラの今シーズンMET2018~19 に見た演目
ベルディ「アイーダ」ネトレプコ
サンサーンス「サムソンとデリラ」ガランチャ
プッチーニ「西部の娘」ヴェストブルック、カウフマン
ベルディ「椿姫」ダムラウ、フローレス
チレア「アドリアーナ・ルクブルール」ネトレプコ、ベチャワ
ビゼー「カルメン」アラーニャ
ドニゼッティ「連帯の娘」カマレナ
これから〜〜〜〜
ワグナー「ワルキューレ」ヴェストブルック
プーランク「カルメル会修道女の対話」マッティラ、ピエチョンカ
2019年4月までに見た映画リストを並べます。
●2019年に見た映画タイトル
『日本映画』
マスカレードホテル
翔んで埼玉
あの日のオルガン
七つの会議
キングダム
君は月夜に光り輝く
フォルトゥナの瞳
『外国映画』
ライ麦畑の反逆児〜ひとりぼっちのサリンジャー
天才作家の妻〜40年目の真実〜
ビール・ストリートの恋人たち
グリーンブック
スパイダーマン:スパイダーバース
運び屋
ビリーブ 未来への大逆転
バーニング
2018年に見た映画リストを並べます
2018年、日本映画30本、外国映画11本、総計41本の映画を見ました。
2018年に見た映画タイトル------
『日本映画』
祈りの幕が下りる時
今夜、ロマンス劇場で
空海 KU-KAI
北の桜守
坂道のアポロン
去年の冬、きみと別れ(冬きみ)
ちはやふるー結びー
恋は雨上がりのように
50回目のファーストキス
焼肉ドラゴン
万引き家族
空飛ぶタイヤ
未来のミライ
センセイ君主
検察側の罪人
SUNNY(サニー) 強い気持ち・強い愛
寝ても覚めても
累 ―かさね―
響 HIBIKI ~小説家になる方法~
コーヒーが冷めないうちに
パパはわるものチャンピオン
あの頃、君を追いかけた
億男
旅猫リポート
スマホを落としただけなのに
人魚の眠る家
銃
かぞくいろ
来る
こんな夜更けにバナナかよ
『外国映画』
グレイテスト・ショーマン
リメンバー・ミー
マンハント
ウィンストン・チャーチル
シェイプオブウォーター
ピーターラビット
プーと大人になった僕
タクシー運転手〜約束は海を越えて
ボヘミアン・ラプソディ
アリー
私はマリア・カラス
2019年04月28日
桂三度は、コント一人語り。島之内寄席4月27日
桂三度が、NHK新人落語大賞を受賞した記念の会、として、島之内寄席が上本町の銭屋ホールで開かれた。NHKは4度目の挑戦。この日は、以前挑戦して破れた時のネタ、隣の空き地を演じた。最近よくやってるネタだ。一口小噺のオチに気づかない男の勘の悪さにいらだち、プライベートでその男の妻になった女性を好きだったのに、それにも気づかなくて結婚式にまで呼ばれ、イライラの頂点に達する話。ヒントをたくさん出しているのに、間抜けな対応しかしない所で、必ず笑いが生まれ、よく出来た構造になっている。これこそ、コントを土台にした話と言え、三度の舞台こそ「コント一人語り」と呼びたい。ジャリズムで作ってきたコントセンスが活きている。新作落語は歴史もあり、いろいろな形態があるが、コントセンスを活かした落語はこれまで無かった。落語は基本、人が息づくストーリードラマが大半で、まずコントありき、なものは無かった。つまり、笑えるタネを芯にして構成する話であり、まず笑い、人間は後、なコント的一人語り。
だから、とても斬新に見えて、とっつきやすいのだ。三度さんのこれからを期待したい。
出演者は、NHKなど落語関係の賞を取った人たちで、桂文之助、林家染二、笑福亭風喬ほか。
風喬さんは、的確に面白い落語ができる人で、大好きな落語家。この日のネタは、二人くせ。最後の将棋の場面でたっぷりな間をとって、セリフを吐いたので、大きな笑いを生んだ。福岡出身の九州男児で、関西大学へ。九州出身じゃなくても、九州に関係した落語家は、ほかに桂梅團治さんや桂よね吉さんがいて、みんな面白くて、素敵な人ばかりだ。